にほんのたいせつ

おすすめ記事

気仙沼のサメ~Vol.02 サメ革を使ってものづくりにチャレンジ!

サメ革と聞くと、サメ肌や鮫皮おろしの印象が強いのか「硬い」「ザラザラ」しているイメージがあります。
けれど、実際に触ってみると、柔らかく、ふわふわとしていることに驚きます。
サメ肉加工などを手掛ける、気仙沼の水産加工会社「株式会社ムラタ」の専務、村田進さんが、サメ革の特徴を教えてくれました。

same8

・サメの種類は、ヨシキリザメとモウカザメ
・種類、性別、成長段階によって、キメの細かさが異なる
・魚なので、毛穴がない
・水に強くて丈夫
・一方の方向によく伸びる
・手縫いが出来るほど柔らかい
(なめしの技術が優れていることが必要です)
・凹凸の模様(シボ)があり、使うほど平らとなり、綺麗な光沢がでてくる
・サメの体長が短いため、あまり面積がとれない

さらに
港町ならではの特徴を出すために
・かぎ穴や交尾の際につく歯型をあえて活用する
・どの漁船が捕ったサメであるか、商品になった後にわかるようにする
ことが出来ると面白いのでは?
と気仙沼のサメ革ブランドを打ち出すアイディアも話してくれました。

さまざまな業界とのコラボレーションによって、気仙沼のサメ革ブランドを広めていきたいということで、グリーンモールで第一弾のコラボレーションを実現しました!

今回、サメ革を使ってものづくりにチャレンジしてくれるのは、trois temps 代表でデザイナーの藤野充彦さん。手織りの柔らかさ、懐かしいようで新しい模様、独特の色使いが一目を惹く、バックやストールをつくっています。

same11
ある展示会でバッグに一目ぼれをし、サメ革を使った商品開発について相談をしてみると、「日本の素材と自分のデザインで、社会性のあるものづくりが出来るのならば」と興味を持って話を聞いてくれました。

とはいっても、銀座松屋、伊勢丹、三越などの百貨店でも展示販売をしているプロのデザイナーさん。素材を提供する人、職人、使う人、もちろんブランド側の全てに良い商品をつくらなければ、その商品は長く続かないと、まずはサメ皮を見てもらうことに。

そして、サンプルですぐに作ってくれた試作品が、お財布。
試作の段階から大好評です!

same10

このお財布と、その他の試作品については、1月16日(土)~18日(日)まで、鳩森八幡神社で展示・予約販売をしています。
是非、手に取って見てみてください!

鳩森八幡神社(東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目1−24) 地図

次にチャレンジしてくれる企業やブランドを募集しています。
お問い合わせはグリーンモールまで。

気仙沼のサメについて、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
サメの街気仙沼構想推進協議会 http://www.samazing.jp/

関連記事

ページ上部へ戻る